(令和7年度より募集停止)
「保育・教育・福祉」の分野について深く専門知識を学び、「命の大切さ、それを守るための優しさ」を体得し、家族の核化や多様化、地域コミュニティの希薄化が育児に与える影響など、さまざまな子育て支援の要望に対応できる福祉マインドを持った人間性豊かな保育士および幼稚園教諭の育成を目的としています。
POINT01
POINT02
POINT03
保育士としての就職に必要な資格。保育所、認定こども園以外にも、子どもの福祉や教育に関する高い専門性が求められる児童福祉施設・児童養護施設・知的障がい者施設などの就職にも有効です。
カリキュラムに含まれる「教育職員免許法及び同法施行規則」に定められた科目を履修し所定の単位数を修得して、卒業すると免許が取得できます。採用試験を経て、公立・私立幼稚園教諭として就職できます。
主な就職先(過去3年間/2021~2023年卒業生)
〈公立保育所保育士・公立幼稚園教諭〉
【愛知県】阿久比町/一宮市/稲沢市/犬山市/岡崎市/春日井市/刈谷市/清須市/新城市/武豊町/豊明市/豊田市/長久手市/西尾市/日進市/半田市/抹桑町/弥富市
【岐阜県】大垣市/中津川市
【三重県】亀山市/桑名市/菰野町/東員町
【静岡県】浜松市
【福岡県】福岡市
〈私立保育所保育士〉〈私立幼稚園教諭〉〈その他一般企業〉 ほか多数
人が成長・発達し、変化を遂げていくメカニズムや、そのために必要な条件などを学び、子どもの心理的発達についての基礎的な知識を習得し、子どもを見守る豊かな目を養います。
子どもの健康管理と疾病時の対応、授乳やおむつ交換など日常生活における保健活動が保育の現場で実践できるように演習を通して身につけていきます。
実習に向けた「実習指導」では、事前に保育者としての心構えをはじめ専門知識や保育の実践力を磨き、実習後は振り返りをとおして自らの課題と向き合い、めざす保育者になれるようサポートします。
さまざまな素材や道具に触れながら、造形表現について考えます。保育実践に必要な知識や技術・技法を身につけ、模擬保育など行いながら、子どもの表現活動を支えるための感性や創造力を育みます。
子どもの歌に関する知識と技術の習得を行うとともに、子どもの前で歌うことを想定して、音楽の楽しさが伝えられるような指導法を学びます。弾き歌いやピアノ技術の習得は個人指導で行われ、初心者でも心配なくスキル向上できます。
動物になったり、リズムに乗って踊ったり、乳幼児期はその子らしさを身体の動きで豊かに発揮します。保育者がその豊かさを子ども一人一人の良さとして引き出していく内容・方法を具体的に学び、身につけます。
保育学科では、授業の学びを生かした地域貢献活動により、実践的な力を養うことをめざしています。例年、瑞穂区子育てサロン「さくらひろば」にも参加し、小さな子どもたちを対象とした手遊びと絵本の読み聞かせに取り組んでいます。本学科には、多くの大型絵本や紙芝居、また面白い音の出る楽器類があり、これらを用いた読み聞かせの工夫を授業で共に考え、子どもたちにお話の世界を楽しんでもらえるよう準備をしています。学生は子どもたちや保護者の方と実際に関わることで学びを深め、この取組みは、将来に向けて自信を得られる大きな経験となっています。(※写真は2021年度実施のものです。)
保育現場では、今、日本在住の外国人園児や保護者を援助し、コミュニケーションをとることが必要とされています。保育学科では、異文化理解を深め、多文化共生の保育について学び、考える、全学生を対象とした「多文化共生プログラム」を実施しています。日本で子育て経験のある外国人を講師に招いてグルーバルな視点で保育・教育を考えるシンポジウムと、外国人園児が多く在籍する園の保育士から支援の実際について話を聞く講演会という2つのイベントを軸とした教育プログラムです。学生たちは、事前学習、課題の発見、ディスカッション、イベントの運営サポート等の体験を通した主体的な学びの中で、多文化共生の保育の実践者となる準備をしています。
「保育者養成発展講座(第一部1年後期・第三部2年後期科目)」では、公立・私立の保育園・幼稚園・認定こども園等に勤めて1・2年目の卒業生4名前後から、就職活動や勤めてからの話を聞く機会を設けています。少し上の先輩たちの経験談を聞き、給与や待遇、勤務時間やシフト制などについても具体的に質問できます。担任クラスの子どもたちのかわいさや保育者の責任、保護者への対応の話や、自分のクラスの子どもたちが大好きな手遊びや実際に使用しているペープサートの実演からは、子どもたちへの愛情や保育職のやりがいが感じられ、保育者として働く将来をイメージしやすくなります。
学科目標「福祉マインド」の理解、人間性豊かな保育者を養成する目的からボランティア活動を推進し、保育者になる学びと地域社会との連携を図った体験活動を推進しています。毎年、学生が主体となり名古屋市主催「スポーティブ・ライフin瑞穂」のブース出展の企画・運営に取り組んでいます。授業から学び得た知識や子どもとの関わり方を実践できる内容を検討、相談しながら決定します。テーマは「身近にあるものを生かして遊べる場」として子どもたちが楽しめる手づくり教材「とんとんずもう」「的当て」等を企画し、学内で授業の間を活用しながら準備を進め、本番に臨みます。
大嶽 さと子教授
社会心理学 教育心理学 発達心理学
河合 玲子教授
音楽(声楽)
鈴木 美枝子教授
障がい児教育
椿 ますみ教授
英語教育
遠山 佳治教授
歴史学 民俗学
中垣 明美教授
女性と子供の保健
長谷 範子教授
臨床教育学
神崎 奈奈准教授
教育心理学 認知科学
平澤 節子准教授
音楽(ピアノ・音楽教育)
松田 ほなみ准教授
美術
安藤 恭子講師
音楽(ピアノ)
入口 愛講師
保育内容(言葉)
田中 弘美講師
保育内容(環境・人間関係)
藤巻 裕昌講師
スポーツ・体育学
山本 麻美講師
造形教育 造形表現
島澤 ゆい助教
障がい児保育 発達支援 発達心理学
前田 舞子助教
教育哲学
多くの知識と経験を積んで、太陽のように子どもを見守る保育者に。
短期大学部 保育学科 第一部1年
岐阜県立大垣西高等学校出身
角田 唯さん
引っ込み思案だった私に明るく優しく接してくれた保育園の先生に憧れ、幼少期からずっと保育者をめざしていました。早く保育経験を積みたい気持ちから、進学は短大を選択。本学科のオープンキャンパスで、保育室やピアノ室の充実、先生と学生の距離が近いところに惹かれて入学を決めました。「子どもの保健」や「乳児保育」の授業では、赤ちゃんに模した本格的な人形を使って身の回りのお世話をしたり、オムツはどれだけ水を吸収するのかを実験して不快感を体感するなど、実践的に理解を深めています。入学前は、子どもと遊び、保護者の対応をすることが保育者の仕事だと思っていましたが、本学科での学びを通して、命を預かるという責任を身にしみて感じています。見守ることの重要性やお世話という言葉の本当の意味が見いだせて、より前向きになれました。将来は、誰に対しても公平に接することができる、太陽のような保育者になりたいです。
子どもが安心して過ごすことができる温かい雰囲気の保育者になりたいです。
短期大学部 保育学科 第一部1年
愛知県 光ヶ丘女子高等学校出身
北尾 瑠美さん
優しく成長の手助けをしてくれた幼稚園時代の先生や保育士の母親に憧れて、保育者になりたいと思いました。ピアノ技術に関しては初心者のため不安もありましたが、個人のレベルに合わせた1対1のピアノレッスンを繰り返して自信がつきました。また、ひとり暮らしのマンションでの練習は難しいですが、ピアノ室でいつでも自主練習できることも心強いです。また、グループでテーマに沿って考えて発表する機会が多いため、人前で話す勇気や視野の広がりを実感しています。「子どもの健康と安全」では、座学で学んだ次に乳児の人形を使って沐浴や着替え、オムツ交換などを実践しました。講義と演習を合わせた有意義な授業が多く、さらに先生が豊富な経験を交えた興味深い話をもとに授業をすすめてくださるので、確実に学びが定着しています。保育者として必要なスキルを身につけられるよう、これからも勉強を続けていきます。