教員養成の状況

教員の養成の状況についての情報の公開(大学)

1.取得可能な免許状の種類

■名古屋女子大学

家政学部

生活環境学科
〔中学校教諭一種免許状 家庭〕
〔高等学校教諭一種免許状 家庭〕

健康科学部

健康栄養学科
〔栄養教諭一種免許状〕

児童教育学部

児童教育学科
〔中学校教諭一種免許状 国語〕
〔小学校教諭一種免許状〕
〔幼稚園教諭一種免許状〕

2.教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画

■名古屋女子大学

 建学の精神・大学の基本理念(真の男女平等の実現を目指し、よき家庭人であり力強き職能人としての女性を育成する)に基づき教員養成を行っている。①人に愛され、尊敬され、信頼される教員となるための豊かで幅広い教養や子どもに対する愛情と理解を持つとともに、人と深く関わることのできるコミュニケーション能力や協調性、使命感を備えた人間性を養う。②様々な課題を持つ子どもたちと向き合い、具体的かつ効果的な指導や支援ができる専門的知識や技能の修得と実践的指導力を養う。③自己を教育者として、また、人間として、生涯にわたって高めていくため、不断の努力を可能にする自己教育力を養う。これらの理念・構想のもと、学部・学科では次に示す教職課程を置いている。

家政学部

 家政学部生活環境学科は、被服、住居、食物、情報、消費生活などの専門職能を身につけることを学科の教育目標としており、家政学を幅広く学んでいることから、高等学校教諭一種免許状(家庭)、中学校教諭一種免許状(家庭)が取得できる教育課程を編成している。
 教職に関する教育課程では、「日本国憲法」などの教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目、「教師論」など教育の基礎的理解に関する科目、「道徳の指導法」など道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談に関する科目を1年次から3年次まで系統的に配置し無理のない科目選択を実現している。
 なお、教科(家庭科)に関する科目として、家庭経営学関連科目、被服学関連科目、食物学関連科目、住居学関連科目、保育学関連科目、教科の指導法に関する科目を、学科で学ぶ専門科目の特徴を活かして選択できるよう、系統的に配置し、工夫している。また、介護等体験は3年次に、社会福祉施設および特別支援学校などで実施し、4年次に教育実習を中学校または高等学校で行う。4年次の後期に「教職実践演習」を2単位(60時間)履修することにより、実践力を養っている。本学部の長い歴史と伝統のなかで培われてきた家政学に関する専門的な能力を持った教員としての強みが発揮できている。

健康科学部

 健康栄養学科は、人々の健康の維持・増進に食の領域から寄与できる管理栄養士の育成を目的としており、その健康と栄養に関する専門知識や技能が活かせる栄養教諭普通免許状(一種)が取得できる教育課程を編成している。
 教員養成に関する教育課程では、「日本国憲法」などの教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目、「教育原理」など教育の基礎的理解に関する科目、「道徳の指導法」など道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目を1年次から3年次までに系統的に配置している。
 栄養に係る教育に関する科目として「栄養教諭概論」「学校栄養教育論」を、専門科目で得た知識・技能等を活かして履修できるよう3年次前期、後期に各々配置している。4年次には小学校や中学校で栄養教諭教育実習を行い、4年次後期には「教職実践演習」を2単位(60時間)実施することにより、栄養教諭としての実践力を養っている。

児童教育学部

 児童教育学部児童教育学科は、子どもにかかわる社会的・教育的・保育的背景を広く学び、コミュニケーション力や教育・保育の理論と時代の変化に対応できる実践力を身に付け、教育・保育に関わる専門的知識や技能、高い教養に裏打ちされた豊かな人間性や社会性、高度な指導力や地域貢献力を備えた職能人(幼稚園教諭・小学校教諭・中学校教諭・保育士)として社会に貢献できる教育者・保育者の育成を目標としていることから、中学校教諭一種免許状(国語)、小学校教諭一種免許状及び幼稚園教諭一種免許状が取得できる教育課程を編成している。
 教育職員免許法施行規則に定める内容を基盤として、専門科目を①教育と保育の基礎理論となる科目群、②教育と保育の理論と内容に関する科目群、③教育と保育の実践を支える科目群、④国語教育を支える科目群、⑤実地教育に関わる科目群、⑥初等英語教育を支える科目群に編成し、4年間の学びを系統的に配置している。またボランティアに関する科目を設置し、主体性・自発性の育成と豊かな実地体験を促し、専門性とともに実践力に繋がる人間力を育成している。

3.教員の養成に係る組織及び教員の数、各教員が有する学位及び業績並びに各教員が担当する授業科目

(1)教員の養成に係る組織及び教員の数

名古屋女子大学 家政学部・健康科学部

教職課程に係る教員組織





児童教育学部

教職課程に係る教員組織

(2)各教員が有する学位及び業績

(3)各教員が担当する授業科目

4.教員の養成に係る授業科目、授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに年間の授業計画

家政学部 及び健康科学部、児童教育学部

教員の養成に係る授業科目(家政学部健康科学部児童教育学部

授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに年間の授業計画

5.卒業者の教員免許状の取得の状況

■名古屋女子大学大学院
生活学研究科

<平成30年度修了生>

■名古屋女子大学
家政学部

<令和4年度卒業生>

<令和3年度卒業生>

<令和2年度卒業生>

<令和元年度卒業生>

<平成30年度卒業生>

健康科学部

<令和4年度卒業生>

文学部

<令和4年度卒業生>

<令和3年度卒業生>

<令和2年度卒業生>

<令和元年度卒業生>

<平成30年度卒業生>

6.卒業者の教員への就職状況

■名古屋女子大学院
生活研究学科

<平成30年度修了生(令和元年6月1日時点)>

※「正」国公私立学校に正規に教員として採用された者(期限を定めない常勤採用)
 「他」それ以外で育児休業,病休,産休教員の代替教員,
 その他期限付きの教員として採用された者(臨時的任用,期限付き任用及び非常勤講師)

■名古屋女子大学
家政学部

<令和4年度卒業生(令和5年6月1日時点)>

<令和3年度卒業生(令和4年6月1日時点)>

<令和2年度卒業生(令和3年6月1日時点)>

<令和元年度卒業生(令和2年6月1日時点)>

<平成30年度卒業生(令和元年6月1日時点)>

※「正」国公私立学校に正規に教員として採用された者(期限を定めない常勤採用)
 「他」それ以外で育児休業,病休,産休教員の代替教員,
 その他期限付きの教員として採用された者(臨時的任用,期限付き任用及び非常勤講師)

健康科学部

<令和4年度卒業生(令和5年6月1日時点)>

※「正」国公私立学校に正規に教員として採用された者(期限を定めない常勤採用)
 「他」それ以外で育児休業,病休,産休教員の代替教員,
 その他期限付きの教員として採用された者(臨時的任用,期限付き任用及び非常勤講師)

文学部

<令和4年度卒業生(令和5年6月1日時点)>

<令和3年度卒業生(令和4年6月1日時点)>

<令和2年度卒業生(令和3年6月1日時点)>

<令和元年度卒業生(令和2年6月1日時点)>

<平成30年度卒業生(令和元年6月1日時点)>

※「正」国公私立学校に正規に教員として採用された者(期限を定めない常勤採用)
 「他」それ以外で育児休業,病休,産休教員の代替教員,
 その他期限付きの教員として採用された者(臨時的任用,期限付き任用及び非常勤講師)

7.教員の養成に係る教育の質の向上に係る取組

■名古屋女子大学

家政学部

 家政学部生活環境学科では、実務家教員を含む教職指導教員と学科の教職指導担当職員が協働して教員養成に係る教育の質向上を図っている。具体的には、入学後、教職を目指す学生には、初年次ガイダンスから教職履修カルテを用いた個人指導が始まり、3年次には、体験や実習に関する手引きなどの冊子を配布し、介護等体験や教育実習に関わるガイダンスを実施することによりモチベーションの維持・強化を図っている。そして、体験や実習終了後には報告会を開催する他、体験文集も配布し下級生等の意識向上も図っている。また、継続的な指導のため、教職に関する指導資料「教職2024」など、年度ごとに改訂し学生に配布している。

健康科学部

 健康栄養学科では、教職指導担当教員と補助職員を置き、他学部の教職指導担当者との連携を図りながら、栄養教諭の教員養成の質的向上を図っている。具体的には、入学後、教職を目指す学生には、新入生オリエンテーションなどでの初年次ガイダンスを行い、3年次には、教育実習に備えて「栄養教諭教育実習の手引き」を配布して事前指導を行うとともに、実習終了後には報告会を開催し、体験文集の作成、配布を行っている。報告会には下級生の参加を促し、モチベーションの維持と強化、教育実習に向けての意識向上も図っている。また、教職指導の成果の蓄積のために、教職及び教員採用試験に関する指導資料「教職2024」を年度ごとに改訂し、学生に配布している。

児童教育学部

 児童教育学部児童教育学科では教育実習等の実践的科目の教育効果向上と円滑な運営のために、実習指導担当教員を中心にクラス指導担当教員と協働して教職指導の質的向上を図っている。初年次ガイダンスから教職に対する意識を涵養し、3年次(一部4年次も)における教育実習では体験や実習に関する手引き等を配布しきめ細かな事前指導を行い、事後には報告集「教職2024-教職を目指す学生のために」(児童教育学部)を作成するなど、学生の動機付けを高めることと学習成果の可視化に努めている。また学科の特徴的な取り組みとして、下級学年と上級学年による情報交換の会や、教員となっている卒業生による講演会、教職支援セミナーなどを開催し、学生の教育実践力と人間性の向上に努めている。

教員の養成の状況についての情報の公開(短大)

1.取得可能な免許状の種類

保育学科第一部〔幼稚園教諭二種免許状〕
保育学科第三部〔幼稚園教諭二種免許状〕

2.教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画

 建学の精神・大学の基本理念(真の男女平等の実現を目指し、よき家庭人であり力強き職能人としての女性を育成する)に基づき教員養成を行っている。①人に愛され、尊敬され、信頼される教員となるための豊かで幅広い教養や子どもに対する愛情と理解を持つとともに、人と深く関わることのできるコミュニケーション能力や協調性、使命感を備えた人間性を養う。②様々な課題を持つ子どもたちと向き合い、具体的かつ効果的な指導や支援ができる専門的知識や技能の修得と実践的指導力を養う。③自己を教育者として、また、人間として、生涯にわたって高めていくため、不断の努力を可能にする自己教育力を養う。これらの理念・構想のもと、学部・学科では次に示す教職課程を置いている。

【短期大学】

 短期大学保育学科では「保育・教育・福祉」の分野について専門知識を深く学び、「命の大切さ、命を守るための優しさ」を体得している。それに基づいて、核家族化や地域コミュニティの希薄化が育児に与える影響などについて考察し、さまざまな子育て支援の要望に対応できる福祉マインドを持った人間性豊かな保育士および幼稚園教諭を育成することを教育目的としている。そのため、幼稚園教諭二種免許状が、所定の単位を修得したうえで取得できる教育課程を編成している。
 教職に関する教育課程では、「日本国憲法」などの教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目、「教育の原理と制度」など教育の基礎的理解に関する科目、「子ども理解の理論と方法」など道徳、総合的な学習の時間等の指導及び生徒指導、教育相談等に関する科目を2年間(第一部)、3年間(第三部)で系統的に配置している。
 なお、領域及び保育内容の指導法に関する科目として、健康、人間関係、環境、言葉、および表現に関する科目を、系統的に配置し、学びが深まるように工夫している。また、「教育実習指導」は1年次(第三部は2年次)に行い、2年次(第三部は3年次)に教育実習を幼稚園で行っている。2年次(第三部は3年次)の後期に「保育・教職実践演習(幼稚園)」を2単位(60時間)実施することにより、実践力を養っている。本学園の長い歴史と伝統のなかで培われてきた保育者養成に関する高度な技術・技能を持った教員としての強みが発揮できている。

3.教員の養成に係る組織及び教員の数、各教員が有する学位及び業績並びに各教員が担当する授業科目

(1)教員の養成に係る組織及び教員の数

教職課程に係る教員組織

4.教員の養成に係る授業科目、授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに年間の授業計画

教員の養成に係る授業科目

授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに年間の授業計画

5.卒業者の教員免許状の取得の状況

<令和4年度卒業生>

<令和3年度卒業生>

<令和2年度卒業生>

<令和元年度卒業生>

<平成30年度卒業生>

6.卒業者の教員への就職状況

<令和4年度卒業生(令和5年6月1日時点)>

<令和3年度卒業生(令和4年6月1日時点)>

<令和2年度卒業生(令和3年6月1日時点)>

<令和元年度卒業生(令和2年6月1日時点)>

<平成30年度卒業生(令和元年6月1日時点)>

※「正」国公私立学校に正規に教員として採用された者(期限を定めない常勤採用)
 「他」それ以外で育児休業,病休,産休教員の代替教員,
 その他期限付きの教員として採用された者(臨時的任用,期限付き任用及び非常勤講師)

7.教員の養成に係る教育の質の向上に係る取組

 保育学科では、教育実習担当として、主担当教員2人、副担当教員2人、1人の職員を中心に学科全教員が支援する体制で取り組んでおり、教員の養成に係る教育の質向上を図っている。具体的には、入学後の新入生オリエンテーションなどでの初年次教育ガイダンス、「教育実習指導」「保育者養成講座」等にて実習に関する具体的な諸指導を随時行っており、学生のモチベーションの維持・強化を図っている。また、実習終了後の報告会の開催、体験文集「教育実習を終えて」の作成を行っており、さらに教職課程科目の「履修カルテ」での振り返りを「保育・教職実践演習(幼稚園)」に反映させている。また、体験文集「教育実習を終えて」を下級生にも配布しており、下級生の意識向上も図っている。同時に、愛知県私立幼稚園連盟の協力を得て、学校に幼稚園の先生方(卒業生を含む)を招いて、幼稚園の実状を聞くなどの機会を設けて、教育の質向上を図っている。